知っておきたい新弟子検査ナビ
大相撲の力士になりたい人が必ず受けなければならないのが新弟子検査です。2012年までは身長173センチ、体重75キロ以上というものが基準となっており、身長が足らなかった舞の海が頭にシリコンを入れてまで検査に受かろうとしたり、体重が足らない新弟子が検査に合格しようと水や食べ物を詰め込んで合格しようとしたりする光景が見られました。
この基準とは別に、若干小さくても体力検査に合格すればOKという第二新弟子検査というものもあり、そこからは豊ノ島などが輩出されました。
最近ではこうした基準が緩和され、167センチ67キロ以上、就職場所と言われる3月場所では中学卒業者に限り、165センチ65キロ以上というラインとなり、新弟子になれることのできやすい状況となっています。
検査に来た新弟子をナビするのは審判部長や副部長の親方が務めており、新弟子に対する配慮や緊張を緩和させるユーモアなどが時折みられるのも大相撲ならではの光景です。